2018年11月20日(火)、近畿大学次世代基盤技術研究所において社会人リカレント講座2018「これからの企業におけるAI利活用入門〜最新のAI情報とツールとしてのAI活用の基礎〜」を開講しました。
「社会人リカレント講座」は、企業の技術者等を対象に専門的な知識や技術についての学びなおしを目的として開講している講座です。
講師は、電子情報工学科・近畿大学次世代基盤技術研究所 所長・知能計測工学研究センター長 栗田 耕一 教授が務めました。
近年、AIを活用して製造現場での生産性向上や異常検知・危険予測に取り組む企業が増加しており、ここ数年の間にAIを支える手法のひとつである深層学習(Deep Learning)に関する様々なフレームワークが登場し、専門家でなくても深層学習を活用することが可能な環境が整ってきました。
今回の講座は、深層学習に興味はあるが使用したことのない企業の方を対象に、深層学習の導入に必要な知識を習得いただくことを目的に開講しました。
最初に、AIが注目される背景と技術的ポイント、深層学習やその環境構築の方法およびフレームワークについて講義を行いました。その後、実際にパソコンを使って深層学習フレームワークの初歩的な使い方について実習を行いました。
受講者からは、「製造業にとってAI導入は今後必須になるので、今回の講座を業務に活かしていきたい。」、「開発者向きの講座が少ないので、今後もこういう講座を継続してもらいたい。」等の意見をいただきました。
【参加者】10名
【主 催】近畿大学工学部産学官連携推進協力会
東広島市産学金官連携推進協議会
栗田 耕一 教授
講義の様子
実習の様子